A型・D型・E型肝炎は頻度は少ないもののそのどれもが急性肝炎を起こす可能性があります。感染が疑われた場合には、次のようなウイルスマーカーによる検査が行われます。
| ウイルスマーカー | 意味 |
| IgM-HA抗体 | A型肝炎ウイルス感染後にあらわれる抗体。陽性だと急性肝炎の発症を示す。 |
| IgG-HA抗体 | ウイルス感染後、しばらくしてあらわれる抗体。中和抗体で、陽性だと今後A型肝炎ウイルスに感染することはない。 |
| ウイルスマーカー | 意味 |
| IgM-HD抗体 | D型肝炎ウイルス感染後にあらわれる抗体。陽性だと急性肝炎の発症を示す。 |
| IgG-HDV抗体 | ウイルス感染後、しばらくしてあらわれる抗体。陽性だと慢性化が疑われる。 |
| HDV RNA抗体 | D型肝炎ウイルスの遺伝子。陽性だと現在の感染を示す。 |
| ウイルスマーカー | 意味 |
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IgM-HE抗体 IgA-HE抗体 |
E型肝炎ウイルス感染後にあらわれる抗体。あらわれないこともある。陽性だと急性肝炎の発症を示す。 |
| IgG-HE抗体 | ウイルス感染後、しばらくしてあらわれる抗体。 |
| HEV RNA抗体 | E型肝炎ウイルスの遺伝子。感染の確定診断に用いられる。 |