患者さんが、自分の病気についての知識を持つことは、とても大切です。 肝臓病について知るにあたっては、まず病気を治癒に向けていくための知識が必要です。 治療法や検査法、食事や運動など日常生活の心がけについて知ることにより、病気を抱えていながらも充実した生活を送ることができます。
もう一つの大切なこととして、ウイルス性肝炎ではウイルスの感染に関する知識があげられます。 肝炎ウイルスの感染について正確な知識を持つことによって、次のようなメリットがえられます。
肝炎ウイルスに感染しているという理由で、家庭内や職場・学校などで隔離されるような扱いを受けたという患者さんの話を聞くことがあります。 患者さんがウイルスを他の人に感染させないことはもちろん大切ですが、病気に対する偏見を防ぐことも大切です。 そのためには、患者さんと家族が共にウイルスの感染予防について正しく理解することが必要となるのです。